CT検査/エコー検査

CT検査

そもそもCT検査とは?

CT検査とは?

そもそもCT検査とは?

CT検査とは、エックス線を使って体内の輪切り画像を撮影する検査です。
CTは「Computed Tomography(コンピュータ断層撮影)」の略です。
ドーナツ状の機械の中に、エックス線管球と検出器が対となるように配置され、それらが回転しながら撮影します。
そして、得られたデータを計算して輪切り画像を作成します。

検査はベッドに寝ているだけで行えます。
CT検査は時間も短く、切らずに体内を観察できるため、脳内出血など緊急の検査には欠かせない装置です。

CT検査のメリット
高解像度の画像

CT検査は、X線を用いて体内の断層画像を撮影します。
これにより、非常に高い解像度で詳細な画像を得ることができ、微細な構造まで確認することができます。

広範囲の検査

CTは頭部から足まで体のあらゆる部分の画像を取ることができ、がんや内臓の疾患、骨折など、様々な状態を詳しく調べることができます。

CT検査のデメリット
CT検査の被ばく

CT検査は他の放射線検査に比べて相対的に高い放射線量を使用します。
この放射線には確定的影響と確率的影響の二種類があります。
確定的影響は、放射線量が一定のしきい値を超えた場合に組織や臓器に直接的な障害が現れるものです。
通常のCT検査ではこの量に達することはありません。
確率的影響にはがんなどの長期的な健康リスクが含まれます。
被ばく量が200mSvを超えると発がん率が増加するとされていますが、通常のCT検査では実効線量は10mSv程度であり、リスクは非常に低いと考えられます。

造影剤の使用

多くのCT検査では、より鮮明な画像を得るために造影剤が使用されます。
この造影剤は通常、ヨードを含む物質で、血管や特定の組織を際立たせることができます。
しかし、造影剤には副作用が伴うことがあり、中には重篤なアレルギー反応を示す場合もあります。

造影剤によるアレルギー反応には、発疹、かゆみ、重度の場合は呼吸困難や血圧の低下が含まれることがあります。

当院のCT検査の特徴

当院のCT検査の特徴

林外科・内科クリニックでは、患者様の身体への負担を軽減するために、最新鋭のCT検査機を導入しております。
CT検査機は、わずか5mmの断層面で極めて精密な撮影を可能とし、より詳細な診断を支えます。
この検査機は本来、放射線科の読影専門医が対応します。
しかし、検査技師が代わりに行う病院もあるようです。

林外科・内科クリニックでは専門医が直接検査から読影までを行います。
この徹底した専門性により、患者様一人ひとりの状態に最適な治療計画を立てることが可能となります。

特に、女性患者様に対しては、女性専門医が対応することも可能です。
プライバシーと配慮を重んじ、安心して受診していただける環境を整えております。

CT検査の流れ

単純CT検査の流れ

STEP01

必要な場合、更衣室で専用の検査着に着替えます。

撮影範囲に金属がなければ、基本的に着替えは必要ありません。

STEP02

検査室に入り、ベッドの上に仰向けに寝ます。

STEP03

位置決めのための撮影を行います。

STEP04

CTスキャンを行います。

STEP05

着替えをして検査終了となります。

造影CT検査の流れ

STEP01

造影剤の承諾書を確認します。

STEP02

必要な場合、更衣室で専用の検査着に着替えます。

撮影範囲に金属がなければ、基本的に着替えは必要ありません。

STEP03

検査室に入り、ベッドの上に仰向けに寝ます。

STEP04

位置決めのための撮影を行います。

STEP05

単純CTスキャンを行います。

検査内容によっては単純CTを撮影しない場合があります。

STEP06

造影剤を注入します。

STEP07

技師や看護師が状態を確認しながら造影剤を注入します。

通常、患者様と話しながら注入しますが、次の造影CTスキャンと同時に行うこともあります。

STEP08

造影CTスキャンを行います。

検査内容によって1~3回撮影します。

STEP09

撮影が終了したら患者様の様子を観察し、問題がなければ点滴を外します。

着替えをして検査終了となります。

CT検査で発見することが可能な病気

  • 骨折
  • 脳出血
  • 脳梗塞
  • 急性副鼻腔炎
  • 甲状腺の病気
  • 肺がん
  • 腫瘍
  • 肺炎
  • 胆のう炎
  • 膵炎
  • 腸炎
  • 腹水
  • リンパの腫れなど

注意事項

食事について

検査前に食事を摂らないように説明を受けた方は、指示に従ってください。
午前中に検査を受ける方は朝食を、午後に検査を受ける方は昼食を摂らないようにしましょう。
ただし、水やお茶などの水分は摂取可能です。牛乳などの乳製品は避けてください。

お薬について

お薬の種類によっては服用できない場合があります。普段から服用している薬がある方は、事前にご相談ください。

造影剤検査について

CT検査では、正確な診断を行うために造影剤を使用することがあります。
造影剤を使用することで、小さな病変や正常部位とのエックス線透過性がほとんど変わらない病変も明瞭に描出され、診断が容易になります。
このため、全身の様々な部位の検査で造影剤が用いられます。

造影剤の副作用

造影剤を使用すると、稀に副作用が発生することがあります。
主な症状は吐き気、嘔吐、かゆみ、蕁麻疹などです。副作用は使用直後に発生する場合と、2~3日後に発症する遅発性のものがあります。
また、1回目では発症しなくても2回目で発症する場合もあります。

特に注意が必要な方

以下の項目に該当する方は副作用が起こりやすいため、検査前に必ず伝えてください。

  • アレルギー歴(特に気管支喘息)
  • 造影剤による副作用歴(過去に造影剤を使用して気分が悪くなったり、蕁麻疹が出たことがある)
  • 腎機能障害
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