骨粗鬆症

このような症状のある方はご相談ください

  • 日常活動中の軽い力での骨折
  • 身長低下
  • 姿勢の変化(特に猫背)
  • 背中や腰の痛み
  • 運動能力の低下

など

骨粗鬆症とは?

骨粗鬆症の症状

骨粗鬆症の症状

骨粗鬆症とは、骨の密度が低下し、骨の質が悪くなることで骨折しやすくなる疾患です。
簡単に言うと、骨が中身のないスポンジ状になり、脆くなる病気です。

実際に骨粗鬆症になると、どれくらい骨折しやすくなるかというと、転倒による骨折はもちろん、骨密度の低下が著しい場合、少しつまずいただけでも骨折することがあります。
酷い場合には、勢いよく座った時や、くしゃみをしただけでも骨折することがあります。
骨粗鬆症を原因とする代表的な骨折は、大腿骨頸部骨折や脊椎圧迫骨折です。

これらの骨折は股関節や背骨に影響し、日常生活で必要な動きが困難になるだけでなく、場合によっては寝たきりになることもあります。

また、一度骨粗鬆症が原因で骨折すると、体の動きが悪くなることで再度骨折する危険性が高くなります。

骨粗鬆症の原因

骨粗鬆症の原因は、大きく2つのタイプに分けられます。
1つ目は加齢などによる「原発性骨粗鬆症」で、多くの患者様がこちらに分類されます。
もう1つは、疾患などによる「続発性骨粗鬆症」です。

原発性骨粗鬆症

原因となる病気がなく、加齢や閉経、生活習慣などによる骨粗鬆症です。

加齢

年齢を重ねると、骨のリモデリング速度が遅くなります。
骨吸収と骨形成の両方が低下する中で、特に骨形成の速度がより低下するため、骨粗鬆症が進行します。

一般に、骨密度のピークは男女ともに20代で、その後は徐々に低下します。
早期に骨粗鬆症を予防するためには、若いうちから食生活や運動習慣に気をつけることが重要です。
骨密度のピークを高くし、その後の低下を防ぐことが大切です。

女性ホルモンの低下

女性ホルモンのエストロゲンには、骨吸収を緩やかにする効果があります。
女性の場合、50歳頃に閉経を迎えるとエストロゲンが減少するため、骨吸収の速度が上がり、骨粗鬆症になりやすくなります。

生活習慣

運動不足や寝たきり状態が続くと、骨への負荷が不足し骨量が減少します。
また、食事からのカルシウム、ビタミンD、ビタミンKの欠乏も、骨密度や骨質の低下につながります。

続発性骨粗鬆症

特定の疾患や薬による骨粗鬆症です。
以下のような場合に、骨密度や骨質が低下し、骨折のリスクが高まります。

  • 糖尿病
  • 動脈硬化
  • 慢性閉塞性肺疾患
  • 内臓疾患(慢性腎臓病、肝臓病)
  • 内分泌疾患(甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能亢進症など)
  • 栄養不良(神経性食欲不振症、胃切除後、吸収不良症候群など)
  • 運動器疾患(関節リウマチなど)
  • 薬剤性(ステロイド剤、抗うつ薬、ワルファリン、メトトレキサートなど)
  • 先天性(骨形成不全症、マルファン症候群)
  • その他(アルコール依存症など)

よくある質問

治療が必要なのは、どのような症状が現れたときですか?

骨粗鬆症には自覚症状がほとんどありません。
この病気は症状が現れないまま進行するのが特徴です。
治療は、骨量が減った時点から始めて骨折を防ぐことが大切です。

そのためには、まず骨量測定検査を受けて骨の強さを確認することが第一歩です。
年齢とともに背が低くなったり、腰や背中が曲がって腰痛を感じることがあります。

これらは骨粗鬆症による背骨(脊椎)の圧迫骨折の症状かもしれません。

自分はもう腰が曲がってしまっていて、いまさら治療してもしょうがないのでは?

骨粗鬆症はかなり進行していても、治療が可能です。

閉経後かなり時間が経っている方も、早めに骨密度を測定してください。
軽症はもちろん、進行している場合でも最近の薬の進歩によって劇的に改善します。

また、すでに脊椎(背骨)圧迫骨折を起こしている人は、大腿骨頚部骨折を起こしやすい危険信号ですので、治療を開始したほうがいいです。

骨粗鬆症には有効な治療法はないんでしょう?よくなる病気ではないんでしょう?

骨粗鬆症は適切な時期に診断・治療すれば、かなりの程度で防げる病気です。
年齢が進むと骨密度低下(スカスカの程度)が進行するのは事実です。
しかし、最近では早期に診断して専門的に対処すれば、骨粗鬆症の進行を防ぐことができます。

担当ドクターの思い

骨粗鬆症は、年齢とともにそのリスクが顕著に高まり、
特に女性は閉経後のホルモンの変化により、骨密度の低下が顕著になります。
70歳を超えると、実に半数近くが骨粗鬆症である可能性があり、
この病気は日常生活に重大な影響を及ぼすことがあります。



ちょっとした転倒が重大な骨折を引き起こし、その結果、
健康だった人が突然、介護が必要な状態に陥ることも少なくありません。
骨粗鬆症の恐ろしいところは、病気が進行してもほとんど目立った症状が現れないことです。
多くの場合、患者様は骨折をして初めて病院を訪れ、その時点で初めて骨粗鬆症が発覚することが一般的です。



当院では、この病気を早期に発見し、適切な治療を提供するために、
最先端のレントゲン機器を使用して正確な骨密度の測定を行っています。
さらに、採血を通じて患者様一人ひとりの骨粗鬆症のタイプを特定し、カスタマイズされた治療計画を提案します。
私たちは、患者様一人ひとりに寄り添い、そのニーズに応じたケアを提供することに全力を尽くしています。

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